近視

近視の進行は網膜剥離、緑内障、網脈絡膜変性など重篤な合併症を引き起こす原因となります。

近視の原因

  • 遺伝
  • 長時間の近方作業

    ゲーム、スマートフォン、読書、勉強。
    それに対し、屋外での運動は近視の進行を抑制的に働かせると考えられていますので、屋外で遊ぶ時間もきちんと確保してあげてください。

近視の進行

眼球は丸いので、見た映像が網膜の中心と、周辺で焦点のずれが生じます。通常の眼鏡やコンタクトレンズは網膜の中心では焦点があうので、モノがきちんと見えますが、網膜の周辺では焦点がずれています。その焦点のずれを補正するために、眼球が後方に伸びること(眼軸長の伸び)で、近視が進行すると考えられています。

  • 網膜の周辺部では焦点が網膜面上ではなく網膜の後方にずれる。

    網膜の周辺部では焦点が網膜面上ではなく網膜の後方にずれる。

  • 焦点ずれを補正するために眼軸を後方に伸ばす。

    焦点ずれを補正するために眼軸を後方に伸ばす。

近視の進行抑制に効果があると考えられている治療法

※近視の進行を抑制することであり、近視が治るわけではないのでご注意ください。

オルソケラトロジー(ナイトレンズ)

網膜中心と周辺の焦点ずれが生じにくいため、近視進行抑制があると考えられています。オルソケラトロジーは強度近視の方は難しいので、近視進行抑制のために、眼鏡との併用治療の効果も認められています。

近視進行の抑制率は約40%

コンタクトレンズ

網膜中心と周辺の焦点ずれが生じにくいため、近視進行抑制があると考えられています。
※一部のレンズであり、多くのレンズには近視抑制効果はありません。

近視進行の抑制率は約40%

近視進行抑制点眼

アトロピン点眼は眼軸長を進展させる働きのあるムスカリン受容体をブロックし、近視の進行抑制があると考えられています。以前から1%アトロピン点眼液は眼軸長の進展抑制があると考えられていましたが、長時間の瞳孔が開く作用により、ぼやけ・まぶしさが生じ、治療として応用することができませんでした。しかし、この1%アトロピン点眼液を希釈したリジュセアミニ点眼液で5~15歳のお子さんを対象に治験を行った結果、副作用はほとんど認められず、近視の進行抑制があることが報告されました。

1日1回 就寝前

近視の進行が安定する10代後半まで続けることが望ましいです。

一般的な低濃度アトロピン点眼の近視進行の抑制率は約 40% オルソケラトロジーと併用の場合は 約60%

3ヶ月ごとの視力検査+診察代:3000円(税込) 

リジュセアミニ点眼代(30本) :4380円(税込)

※リジュセアミニ点眼は自費診療となり、使用中の間、全ての視力検査は自費診療となりますことをご注意下さい。

  • ※下のイメージは横スクロールでご覧頂けます。

    アトロピン点眼液

ロートクリアビジョンジュニアEXⓇ

ロートクリアビジョンジュニアEXⓇにはクチナシ由来の色素成分「クロセチン」が7.5mg含有されてます。

近視誘導モデルに「クロセチン」を投与した結果、近視化の指標である「眼軸長の伸長」ならびに「屈折度数の変化」が抑制されることが確認されました。

 

「クロセチン」は近視進行抑制効果があり、ロートクリビジョンジュニアEXⓇは治験で約20%の進行抑制効果を認めました。

(治験結果はこちら

 

※ロートクリアビジョンジュニアEXⓇは眼科でのみ販売が許可されています。ロートクリアビジョンジュニアはネット販売されていますが、「クロセチン」の含有量も違いますし、近視進行抑制の治験はされていませんので、ご注意ください。

※価格 1箱(30粒):3,240円(税込)

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    ロートクリアビジョンジュニアEX<sup>®</sup>

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